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2020年4月28日火曜日

海外ドラマ Silk王室弁護士マーサコステロ ネタバレ

BBCのドラマは面白いのが多いのですが、このシリーズも面白かったです。

Silk王室弁護士マーサコステロは、イギリスの法廷を舞台にしたドラマ。
例のカツラをつけて行うやつです。

イギリスの法制度では、弁護側だけでなく、日本で言う検査側にも弁護士がつくこと。
法廷弁護士の他に事務弁護士という職業もあって、裁判で弁舌をふるうのは法廷弁護士になる、など、違いがあります。

マーサは弁護側の法廷弁護士で、依頼人のために才能と情熱を注ぐ熱い弁護士です。
その評価も高く、試験を経てより権威ある資格である王室弁護士にもなります。

家では一人でビールを瓶からラッパ飲みして、激しい音楽にあわせて踊り狂ったり、親とは疎遠にしてたりと、寂しい一面もあります。

同僚のクライブはマーサにいいます。
「事件が終わったら、君はひとりぼっちじゃないか」
で、その後キスするんです。色男ですね。

このクライブくんは、シーズン1では、はずみで男女の関係を持ったマーサが妊娠するという事件をおこしてます。結局、流産になったのでパパにはなりませんでしたが…。

そして全部のシーズンで、いろんな女性とイチャイチャしていますw
面白いくらいモテてます。

マーサの所属するシューレーン法律事務所は、仕事はパブでとってくるという上級事務弁護士のビリーが中心となって経営されています。

ビリーは「仕事はパブでとってくる」タイプの上級事務弁護士で、裏でいろいろやってそう…、実際ワイロももらってたし、とクセのある人物です。

でもマーサを大切に思う気持ちは本当らしく、マーサが「絶対イヤ」ということはギリギリまでやらない、かわいいところもあります。

ビリーはシーズン2で病気が発覚、シーズン3ではかなり悪化していました。亡くなるところまでいきませんでしたけど。

シーズン3の最後でマーサは手痛いミスから依頼人を有罪にしてしまいます。
そして、「こんなゲームは降りろ」とビリーにワイロを渡していた悪徳弁護士に諭されます。

これまでのマーサが扱った事件も、無実罪で起訴された依頼人を助ける、という構図は少なく、むしろ真実が明かされると起訴されている罪にはあたらないけど、道徳的には大いに問題あるんじゃないの?的なのが多く、ある意味リアルな法定ものにみえてました。

でも、最後に「ゲーム」といわれたことで、マーサが自分のしてきたことが何だったのか?とショックをうけていたのは印象的でした。

ラストシーンでマーサが消えてしまうのですが、リアルな法廷ドラマと思っていたら、象徴的な終わり方で、逆にとても印象に残ってしまいました。

そしてクライブくんは、シューレーン法律事務所の所長なって、もちろん美人経営マネージャーと仲良くしているし。

仕事一筋より、人生も楽しんだ方がいいってことでしょうか?
ねえ、BBCさん。

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