PR

2019年7月2日火曜日

君の名は。ネタバレ

地上波で放送されていた「君の名は。」
ここでは内容のネタバレしていますので、読みたくない人は回避してください~。

男女の身体の入れ代わりモノかと思っていたら、もっとスケール大きかったです。

彗星によって壊滅した町が救われるという筋書きになるのですよ。
これは、びっくりしました。



不定期に身体がいれかわるようになった、17歳の高校生、三葉(みつは)と瀧(たき)。

三葉は、飛騨の山奥の町で暮らし、瀧は東京で暮らしている。

冒頭は、二人の入れ代わりによって起こる出来事がコミカルにかかれる。
やがて入れ代わっていることが自覚されて、お互いのスマホに日記を残すようになる。

しかし、ある日突然、入れ替わりが起こらなくなる。
瀧は、三葉の目でみた風景を頼りに、彼女を探しに行く。

やっと見つけた三葉の町の風景は激変している。

三葉の町は3年前に彗星の落下で壊滅的被害をうけていた。
町民の多くが亡くなり、その名簿に三葉の名もあった。

しかし、諦められない瀧は、三葉の実家(神社の神主)の聖域に行く。
かつて入れ代わったときに、祖母と妹と共に行ったことがあったのだ。

そこで、三葉の残した酒を飲むと、再び入れ替わりがおこる。
それは、あの彗星が落ちる日だった。

瀧は、三葉の高校の友人たちとともに翠星から住民を避難させる計画をたてる。
父親の町長を説得しようとするが、三葉ではないのでは?と怪しまれうまくいかなかった。

瀧は聖域にむかい、入れ代わっているはずの三葉を探す。
お互いに気配を感じるが、時間がずれているため、見ることも触れることもできない二人。

しかし、黄昏とともに一瞬二人の時間が交わり、お互いの姿を見て言葉を交わす。



 実は彗星が落ちる前の日。三葉は東京に瀧を探しにいった。
しかし、3年前の瀧には三葉がわからず、冷たくしてしまう。

離れていく三葉に、瀧は声をかけ、三葉は、自分が髪にしていた組紐を渡す。
それを瀧は3年間身に着けていたのだが、このとき三葉に返す。

瀧は「名前を忘れないように」と三葉の手にマジックで文字を書く。
三葉が書こうとすると黄昏が終わり、瀧は三葉のことが思い出せなくなる。

三葉は、町民を避難させる計画(変電所を爆破して停電をおこし、町内放送をジャックして避難指示をだす)を実行するが、町民は避難しようとしない。

三葉は友人にいわれて再び父親の町長を説得しようと走るが途中で転んでしまう。
ふと、手をみると瀧の書いた文字が

「すきだ」

それを見て三葉は再び走り出すが、瀧のことを思い出せなくなっていた。

彗星落下から8年後。
三葉の説得で町長が動き、町の住人は避難してほとんどが助かった。

OLとして東京で生活する三葉。
瀧は就職活動中。

二人とも、「誰かを探している」感覚をもつが、すれ違う日々が続く。
ある日、並走する電車の窓からお互いをみた二人は、相手を探して走り出す。

再びすれちがったところで瀧が声をかけると、三葉が涙を流しながら振り返る。
そして、瀧の目にも涙が流れる。

画面に「君の名は。」your name. と表示されて終わる。



冒頭のコミカルなところから、
一気に翠星で町全滅という急転。

身体いれかわり+時間ずれ、という設定。
この辺は謎解き要素があって面白かったです。

歴史を変えるべく奮闘する二人。
成功はしても、お互いを思い出せなくなるというもどかしさ。

もちろん新海監督ならではの、美しい絵と構図。

すごく、美しいお話で引き込まれてみました。


見た後、少し時間がたってから、そういえば三葉の友人で町の土木会社の息子が、

「変電所爆破したり、町内放送ジャックしたり、すごい高校生だなあ・・・」

と思ったりしました(笑)



2019年4月17日水曜日

砂の器 映画

Amazonプライムビデオで「砂の器」を見ました。
デジタルリマスター版だったので、画像はけっこうきれいでしたよ。

原作は松本清張氏の小説です。連載は1960年。


 主演の今西刑事を丹波哲郎さん、若手刑事・吉村を森田健作さん、犯人役で天才ピアニストの役を加藤剛さん、殺される元巡査の役を緒形拳さんが演じています。
 こどものころテレビで主人公演じていた人たちばっかりですねえ。もちろん?笠智衆さんとか菅井きんさんも出演してます。あと渥美清さん、島田陽子さんも。

 映画は1974年につくられたので、列車などは小説と少し違っているそうです。

 ザ・昭和の日本映画という感じで、重厚な雰囲気、テーマ曲の繰り返し、推理よりも犯人の生い立ちに焦点がおかれており、
 最後は「捕まえないで」と思う人も多いのではないでしょうか?

 前半は刑事たちの奮闘ぶりに、「何か手がかりでるといいね」と思っていたのに、最後は犯人側に感情移入してしまうという。
 悲しいお話でしたね。時代背景もたっぷりでした。

 犯人が作曲家なので、その曲「宿命」が大きな役割をしていて、最後の方は、オーケストラの演奏と犯人の生い立ちの話がかぶさってかなりの盛り上がりをみせています。
 松本清張氏は、映像でないと表現できないこと、と評価していたようですよ。

 あと、古い日本の国鉄がでてくるので、鉄道ファンには楽しい作品かも。今西さんいっぱい移動してましたw


 ここから先はネタバレなので、あらすじを知りたくない人は、読まないでくださいね。



 東京の国電蒲田操車場内で、男の殺害死体が発見された。持っていたマッチから前夜に男がいたバーがわかる。
 男は若い男と二人で話し込んでおり、言葉がズーズー弁で、ホステスは「カメダ」という単語が聞こえたという。

 しかし、他に手がかりはなく、男も若い男も身元がわからない。
 「カメダ」が地名かもしれないと思った今西と吉村は東北の羽後亀田まで調べにいくが手がかりなし。
  その帰りの列車で、作曲家の和賀をみかける。

 次の手がかりは新聞に載っていた記事。中央線の窓から白い紙をまく女性の記事だった。
 吉村は、これが若い男が着ていた白いポロシャツではないかと直感。
 記事のあたりを探し回り回収したところ、果たして被害者の血液型と同じ血痕がついた布だった。
 布をまいていた女性はホステスだと判明するが、吉村が会いにいくと行方をくらましてしまう。

 やがて被害者の養子だという男性が名乗り出て、身元が判明。
 三木という名前で鳥取で警官として勤めた後、故郷の岡山で雑貨商を営み、家業は養子夫婦にまかせて隠居の身の上だったという。
 そこで、かねてから行きたかったお伊勢参りにいくと家をでて、気ままな旅をしていたらしいが、伊勢からの便りを最後に音信普通になり、長い間連絡がないことから家族が捜索願をだして判明した。

しかし、「ズーズー弁」の謎が深まるばかり、今西は専門家の助言をもらいにいくと、出雲地方では「ズーズー弁」が使われていると判明、さらにその範囲に「亀高」という地名もあり、そこは三木巡査の勤務地だった。
今西刑事は聞き込みにいくが、三木巡査を恨んでいる人はみつからないどころか、みな口をそろえて「素晴らしい人」という。
身元は判明したが、犯人はまったくわからない。

今西刑事は、休暇を利用して伊勢で三木が泊まっていた宿にいく。過去2回の出張では空振りだったので、出張願いが出しにくかったからだ。
すると、三木は同じ映画館に2回も足を運んでいたことがわかった。彼がみていたのは映画館にかかっていた写真。
和賀は政治家の娘と婚約しており、政治家の地盤が三重だったことから映画館に政治家一家の写真があり、そこに和賀も写っていたのだ。

鳥取時代の三木のエピソードで、村に入ってきたハンセン病の患者とその息子を保護したというものがあり、患者は療養所に送り、息子の方は手元で養育しようとしたが、逃げ出してしまい、行方がわからなくなっていた。

今西はこのいなくなった子どもと、病気の父親のことを調べに彼らの故郷金沢に行く。父親がハンセン病になり、当時は不治の病とされていたことから、母親は去り、二人はお遍路のかっこうで村から追い出されたのだった。
そして、各地を流浪して、亀高で三木巡査に会ったのである。

父親の方は病院で今も生きており、三木とずっと連絡をとりあっていた。
三木は映画館で写真をみたとき、逃げ出した子どもであることを悟り、余命いくばくもないだろう父親に会うように説得にいったのだ。

しかし、和賀は大阪で空襲のどさくさに紛れて、新しい戸籍をつくり別人として今の地位を築いてきた。
ポロシャツをまいた女性との間には子どもができていたが、おろすようにいっており、政治家の娘と結婚し順風満帆な人生を歩もうとしていた。
三木は、入院している父親のところに首に縄をつけてもつれていくといったため、殺害されたのだった。

2019年4月17年Amazonプライムビデオで見放題配信になっていました↓

 ブルーレイはこちら↓
 

映画と小説では少し違うので、どっぷり清張ワールドにはまりたい人は書籍がおすすめです。電子書籍もあります。

2019年4月15日月曜日

アイアンマン 映画 ネタバレ

映画アイアンマンを見たので、あらすじと感想です。
アベンジャーズのシリーズですが、他の作品との関連はあまりないので意味がわからないところはなかったです。

なお、この記事はネタバレを含んでいます。内容が知りたくない!という人はここで離脱してくださいね。

2019年4月15日、Amazonプライムビデオで見放題配信されていました。
プライム会員なら追加料金なしでみれます。


兵器開発の天才トニー・スタークは父親の会社を継いで商売に精を出していた。

仕事は順調で、美女とみれば口説いて一夜を共にしたらポイ。
名前も覚えちゃいない。秘書のペッパー(女性)は、いつも彼の後始末ばかり。

新しい強力な兵器のデモンストレーションにアフガニスタンに行ったとき、トニーはテロリストグループに拉致され、彼らのために兵器をつくれと命令される。

しかし、もちろんいうことはきかず、作ったのはパワードスーツ(アイアンマン)の試作品。トニーはそれを使って脱出するが、協力してくれたインセンは死亡してしまう。

テロリストが自社の兵器を使っているのにショックをうけたトニーはアメリカに帰ると「兵器製造をやめる」と発表するが、副社長のオバディア・ステインがうやむやにしてしまう。

実はステインこそ、兵器をテロリストに横流ししており、アフガニスタンでトニーを襲わせた犯人だったのだ。

アフガニスタンで襲われたとき、トニーは胸にミサイルの破片がはいっており、放置すると破片が心臓に達してしまうことから、インセンが胸に電磁石をつけて、破片を引き寄せるようにした。

トニーはこれを小型アーク・リアクターに変更。これがアイアンマンのパワーの源になっている。アメリカに帰ったときさらにパワーアップして取り替えている。

取り替えたとき秘書のペッパーに手伝ってもらうのだが、トニーは「古いのは捨ててもいい」というのだが、ペッパーは律義にとっておいた。

ステインは、テロリストからステインの作ったスーツの試作品の設計図と壊れた部品を手に入れ、会社の科学者に製造させるが、アーク・リアクターの小型化で行き詰まる。

そこでトニーを動けなくして胸からリアクターを奪う。トニーは瀕死になるが、ペッパーがとっておいてくれた一世代前のリアクターで命をとりとめ、ステインと対決に向かう。

スーツの装着シーンがかっこいいです。アームがシュイーンと伸びてネジを回しながら着せてくれます。でも、作っている最中はステインが自分の手で「はんだづけ」したりしていて、このアナログ感と装着時の未来感のギャップが面白かった。

ギャグシーンあり、ペッパーとの微妙な恋愛ありで、楽しめるエンタメでした。
教訓:スペアパーツは大切です。

エンドロールのあとに、アベンジャーズ作品として続くというオマケ?がついていました。

アイアンマンをブルーレイで購入したい方はこちら↓



Amazonプライムビデオで見たい方はこちら↓
2019年4月15日に確認したところ、2・3は有料配信でした。